町並みづくりで活性化した事例として取上げられることの多い豊後高田市(人口2.6万人)の中心市街地。
5年くらいずっと気になっていた、「昭和の町」を歩く。宇佐参宮鉄道が1965年に廃線となり、公共交通アクセスは宇佐駅からの路線バス(約10分)。
金曜日の夕方の玄関口近くの駐車場には、島根ナンバーの観光バスが2台停車。2組にわかれて、商店街を歩き、おみやげ品を見繕っていた。駄菓子の博物館や絵本の美術館の「昭和ロマン蔵」、そして洒落た飲食施設が拠点にある。
参宮鉄道がかつて存在したことを伝える「駅通り商店街」のアーチ。通りのファサードや看板、シャッターにはられた往時の写真、「昭和の店」と称される店々のお宝一品の展示から、懐かしさを演出している。
ここまでもって来るのには、現場では、計り知れない努力があったに違いない。ただ・・・、
「昭和の町」という名から、何を想像するのか。かつて隆盛を極めたころの人びとが行きかう商店街の活気ある風景か。それとも時代を切り抜いた駅前商店街の博物館的・ギャラリー的な保存か。
後者の場合も、人びとが生活する場として、まちがある以上、塀に囲われたテーマパークほどシンプルでもない。
なんとかしたいという思いとともに、厳しい経済環境の中での商業機能自体のほころびが、そこここに垣間見られる。・・・というか、地元の買い物客の姿が見られないのが、さびしい・・・。
それでも、観光バスが2台、年間20万人といわれる観光客、100件を超すという視察件数。
よって、「成功」と言いきれてしまえるものなのか。
1) 増加する観光客への受入体制として、土産品の開発、駐車場等の整備、商店主の高齢化による各商店の継続等
2) 「昭和の町」として、観光客にも、地元消費者にも愛される商店街・まちづくりの推進








