京都府・北部のまち・宮津を訪れる。
日本三景に称せられる天橋立という一大観光資源と、旧市街のまちなか観光をつなぐ地域活性の取組みの取材。宮津に着いたのは日がすっかり暮れたあとで、翌朝のヒアリングの前にしばし、そぞろ歩き。
この時期にしては穏やかな陽射しにつつまれた、そのまちなかの風景は、城下町の歴史文化を継承しているようで、かなり上品。まちなかに適度に配された寺社、お地蔵さん、カトリック教会からは、地域の人びとの信仰も、かたちとして垣間見れるし、なにより、通りの様子、そのしっとり感が心地よい。旅館や商店の趣きのあるファサードも住まう人の手入れが行き届いていて、かつての時間が切取られたよう。
「絵手紙」をテーマにしたツーリズムの取組みが進められていると聞き、そんな感覚が似つかわしいと妙に納得。
宮津出身の同業の友人は、「なかなか寂れてきて、帰る度に何とかせなと思いは募るばかりです...」とおっしゃるが、こころに豊かさを感じるまちでした。

この写真、洗者聖ヨハネ天主堂・カトリック宮津教会(後ろ姿)は、予習不足のため外側からしか見ていなかったのが残念でした。
明治29年に仏人神父ルイ・ルラーブによって建てられたこの木造建築、長崎の浦上天主堂と並んで国内最古のものだということです。






