「ウェブ進化論 -本当の大変化はこれから始まる」 梅田望夫著
(ISBN4-480-06285-8 C0200)を斜め読み。
そのなかで「こちら側」と「あちら側」という表現がされている。固有の技術を囲い込み商品・サービスを仕立てて提供していく「こちら側」と、もう一方の、検索エンジン、ブログやSNSといったコラボレーションによって自己増殖していくサービスとその担い手の「あちら側」(と、理解します)。
まだワープロ全盛のころ、「こちら側」のコンピューター・メーカーに少しのあいだ勤めたこともあった。
今なら、その思考回路(「C&C(Computer&Communications」、理念とはうらはらに「コンピュータとコミュニケーションする」という現実)がピンとこなかったので早々に退散したんだと、それ風に言うこともできるっ。
数年前、「IT革命?、それはイサオ・タケナカ革命のことだよっ」と教えられて、とっても愉快だったのを思い出す。
「あちら側」に軸足を置いて生み出されるツールとサービス。それをこう、キーボードを叩きクリックするなかで体験し、たくさんの恩恵も受けている。「チープ革命」、「ロングテール」、「ブログ=信用創造装置・舞台装置」、「総表現社会」、「玉石混交」、「自動秩序形成システム」といった「2.0」といわれる現象が現実味をもって感じられ、「あちら」と「あちら」とのあいだに介在する商品、サービス(C2C)への期待は大きい。
けれども、デジタルに、タグとかキーワードだけで外につながっていくことの「便利さ」と「おもしろさ」と、同時に感じる「落ち着かなさ・・・・」。やっぱり、「イサオ・タケナカ革命」の方が心底、愉快だと思ってしまう。






