- 07-03-29
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丸太 一 著 「ウェッブが創る新しい郷土 ~地域情報化のすすめ 」(ISBN-10:4061498738)を読み進めながら気になったこと。
「地域という幻想」という章から始まるように、地域の現状については悲観的なところからスタートし、地域情報化と絡めながら、徐々にその可能性を見出していくという展開。
資金流出・域内循環
「隠れたブーム」と紹介されていた「通商白書2004」の第2章 第2節 地域の競争軸 ~地域経済分析から出発する地域再生「地域経済循環構造による経済分析」(131~135pp)。たぶん、その先に、「人口減少下における地域経営について~2030年の地域経済のシミュレーション~」の話しがあるのだろう。
これは、モノ・サービスの生産・販売によって稼いできた所得が、地域経済のなかで循環している様子を明らかにする手法である。ここから導かれるのは、1.「外貨」を稼げる域内産業を育て、地域内に所得をできる限り流入させる、2.流入した所得はできる限り域内で循環させて域外に流出させない、という二つの知恵である。多少高くついても、大型店から買うのではなく地元商店から買うことで、所得の流出を防ぐとともに、域内に所得経済が潤うという理屈であり、大いに賛同する。
(「ウェッブが創る新しい郷土」 27pp)
東京の企業が搾取していく、地域に循環すべきお金。
それと対比的に思い出されるのが、兵庫県・出石のまちづくりの根本は、「集客により外貨を獲得しそれを地域にいかすんだ」、との話し。
総務省の報告書に「地域内発型産業の確立による地域経済の自立促進 ~「外貨獲得」と「地産地消」による過疎地域の活性化~」(平成16年度)というのもある。
また、内発的発展論のコミュニティに次のような一文が掲載されていて、妙にひっかかっている。
恩師からは「内発的発展というのは、搾取‐被搾取の関係が小さい、そして域内での迂回経済活動」という話しが出た記憶があります。






