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BOIDsモデル

中心だ周縁だ、なんだかんだと妄想していたら、秋山隆平著 「情報大爆発―コミュニケーション・デザインはどう変わるか」(宣伝会議)の中で紹介されていた「boid(鳥もどき)」の話しがひっかかった。

(「情報大爆発」に関するエントリーは、また改めて...。)

「boid(ボイド)」とは「bird-Android (バード・アンドロイド) > bird-oid > boid 」へと短縮された造語で、1989年に発表されたシミュレーション・モデルのこと。その動きの様子は本家の Craig Reynolds(グレイグ・レイノルズ)のサイトで確かめることができる。
鳥の群れの飛行は、以下の3つのルールだけでコントロールされるという、

  • Separation: steer to avoid crowding local flockmates (衝突の回避)
  • Alignment: steer towards the average heading of local flockmates (速度の同調)
  • Cohesion: steer to move toward the average position of local flockmates (中心への集合)

日本語による詳しい解説を探してみると、...

1.BOIDモデル
Craig W. Reynolds氏が提唱したBOIDモデルは、自然界の生物の群れの動きを、群れ全体としてではなく群れを構成する個々の生命体に注目することから始まった。自然界の生物の群れを観察すると、一見その群れの行動は非常に複雑なものに見えるが、個々の生命体を注意深く観察すると,それぞれの知覚しうる世界に基づいて行動している。よって、単純な行動をとる個々の生命体が集まっていく結果として、複雑な群れの動きが行われていると考えられる。
Reynolds氏はこのような仮説の元、次のような3つのルールを個々の生命体に与えた。
1.中心への集合
2.衝突の回避
3.速度の同調
Reynolds氏は、この3つの単純なルールにより、自然の生物の群れに近い動きを表現することに成功している。
群れの中の各生命体は、まずルール1により群れの中心に接近しようとする力が働き、群れを構成する。構成された群れは近隣の仲間との衝突を避けるルール2によって群れの中で互いに衝突することなく自由に行動できる。また、ルール3によって周囲の生命体の動きに合わせることになる。
このようにBOIDモデルでは、3つの単純なルールが相互に影響を及ぼし合い、全体として複雑な振る舞いを生み出し、自然界にある生物の群れのような動きを可能にしている。

「対話型進化計算を用いた魚群の知的自動生成システム」
(立命館人間科学研究,14,17-26,2007. pdf版)

原文とはルールの順番は若干異なりますが、おかげで理解できました。なるほど、「the average position」が「中心」と訳されているよう...。

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