- 08-01-16
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地域資源を活用した新事業創出のプロセスの一部、そのモデルについて、こんなふうに表現できるのではないかと考えている。

資源化 → 象徴化
地域活性という目的にかなう、素材を見出し、抽出するという「資源化」の作業が最初のステップ。それだけでもモノ・コトは生まれるかもしれないが、その先の「商品化(ブランド化)」ということを考えると、意味づけ、磨き上げ、組み合わせていかなくてはならない。そのときの視点として、周りの地域資源も見渡しながらストーリー性、シンボル性、稀少性という特性を伸ばすことで価値を高める。
ストーリー性は地域資源のもつ価値を適切に、効果的に伝えるために必要だし、シンボル性はそのものの機能的な価値に加わる文化的な価値が込められて(作り手が意図的に、あるいは使い手たちの評価も加わって)、より洗練されていく。稀少性はそれらの結果として認知される場合もありうる。こうして、モノ・コト + ココロ、機能的な価値だけでない、心理的、情緒的価値といった価値が重層的に込められる。
可視化 ・ 商品化
「象徴資源」となれば、従来の製品・サービスと差別化することができる訴え方ができるだろう(人類学的には、こちらのように定義)。そして、象徴資源に込められた目に見えないネタを、消費者に対して、どのように見せ、語り、伝えるか。それを可視化するためのデザイン、商品化するためのマーケティングといった「技」と「知」が必要となる。
同時に、こうして製品・サービスに象徴的な価値が加われば、そのブランドがより生きたものとなるだろう。
だれが...
これらのプロセスは、作り手と使い手の相互作用によって進められる。両者を媒介する役割を担う専門人材も必要となってくる。
最初は作り手側の発想からスタートすることが多いだろうが、だんだんと象徴資源、製品・サービスとかたちを変えていくにつれ、使い手の存在を無視できなくなり、その過程では両者の十分なコミュニケーションが図られ、主客一致の作業へと進化していく必要がある。
こうしたプロセスを行きつ戻りつしながら十分に経て、洗練されればされるほど、CGM(consumer generated media)という新たなメディアを使いこなす人びとのつながりを通じて伝播しやすくなるはず。
経験したモノ・コトを通じて自分の価値観や志向を語る、そんな「自分語り」ができるような商品が地域の素材をもとにして生まれるには、多様な主体が関わりながら、相当な労力が求められるだろうということ。
でも、実は...
こんな屁理屈抜きに現場では着々とモノづくりやコトづくりは進められている、 うっ。
全部仕込んでいくことはとてつもない作業で、うまく計画通りにことが運ぶとも限らない。
けれど思うのは、こうした各局面を想定しながら、偶然を生みだし引き寄せる仕掛けとゆとり、こころ構えを携えることが求められるんだ、と。






