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ツーリズムと観光、と旅

この3つ、どうちがうのかしらん...

先日の発表時の質疑で尋ねられ、うまく答えられなかったこと ― 「ツーリズム」という言い方をしなくてもいいのでは ? 、という問い。
しどろもどろに、「現場の、街の、空気感のようなものを感じようとする行動パターンをイメージして、「観光」とはちがう「ツーリズム」という言葉を使いましたっ」などと話しした。(???)

そんなことを思いながら、手にとった一冊。安福恵美子(著)『ツーリズムと文化体験―"場"の価値とそのマネジメントをめぐって』。
「場」、「価値」、「マネジメント」とどれも気になるワードが並ぶ副題。

ツーリズムと文化体験

ツーリズムとは...

まずは、「ツーリズム」の定義から、

「ツーリズム」という言葉は、円を描く道具を意味するラテン語 tornus を語源とし、英語においては周遊を意味するtourに接尾語(ism)がついたものである。日本においては、「観光」がツーリズムを示す言葉として使われているが、「観光」は狭義としてツーリズムの特性を示すことはできるが、「ツーリズム」=「観光」ではない、と筆者は考える。そのため、本書においては、人々が移動する現象として「ツーリズム」を使用する。ビジネスや家族・親類・知人・友人などを目的とした訪問のための移動もツーリズムという言葉によって示されるが、このような目的で移動する人々のなかには観光を行う人もいる。
(29pp)

観光とは...

「観光」は「sightseeing」と訳されていて、「sight=見どころ」の「seeing(巡る)」と理解、、、
加えて、「アトラクション 〔マーカー/見どころ(sight)/ツーリスト〕」の節では、「マーカー」と「ツーリスト」も重要と述べられている。ツーリストが「マーカー(イメージ)」と認めて初めて、人をひきつけるアトラクションになる、とある。
また、社会学的には、「観光」はこんなふうに紹介されている―、

「保養・遊覧など娯楽・余暇的な目的をもって旅行することであるが、巡礼、伝統的な旅との連続性を持つ。従来、滞在、見物をめぐって、政治、経済、社会、歴史、文化などあらゆる現象が絡み合う観光は、まさに「全体的社会的事象」である。とりわけ近代の「制度」としての観光は、大衆社会、異文化、生産様式、国家との不可避なつながりをもつ」。 (29pp)「新社会学辞典」より引用。

うぅ、「旅」という言葉もでてきて、ますますわからなくなりかけているけれど、、基本はこんな感じだろうか(?)、

「観光<ツーリズム(≒旅)」

「ツーリズム」では、、「sight=見どころ」は、ホストが企んだ以外のことから生まれることもあるのかも、と思えてきた...。ゲストの気のもちようで、その土地で響いたものみんな、「sight=見どころ」に変わる。
ホストや流通側は、ツーリストにアトラクション(引き付けるもの)を「マーク」させようと、アノ手コノ手を駆使するが、場面場面の間からの滲み出しは止めようがない。移動にあわせて流れる「場」の経験によって、ツーリストの満足度は上下する。
そこにすぐれた景観があれば、心地よい交わりがあれば盛り上がるし、、うそ臭さが見えた途端に気が萎える。...(うまく言えていないこと、承知)

もしかして、そんな話しが書かれているのかしらん...、、(と期待)。

Comments : 2

Tjie 08-06-29

人生を「旅」に例えるように、「あてどもなさ性」(彷徨性?)が増すって感じがしましたー。それだと、観光<ツーリズム<旅、かなー。なんとなくの語感、ですけど。

26kame 08-06-30

そうね、確かに「心の旅」というヒット曲もあったし、、。「心のツーリズム」とは、言わないわなぁ。

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