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グーチョキパー・サイクル

マーティ・ニューマイヤー(著)「ザグを探せ ! 最強のブランドをつくるために」より

エッセンスが巻末に整理されている親切な本。

企業は成長するにつれて、
主な3つの状態(本書で言うグー、チョキ、パー)のいずれか収束(アトラクト)する。
それぞれに強みと弱みがあり、バランスのとれた競争サイクルができあがっている。

「チョキ」企業は、新興企業や小規模企業で、
はるかに巨大な「パー」企業が独占する市場から、ごく一部(空白市場)を切り取ることで、
競争に持ち込む。チョキ企業の特徴は鋭いフォーカスだ。

チョキ企業は「グー」企業へと変身し、「チョキ」企業をつぶすことで成長していく。
グー企業の特徴は勢いだ。

グー企業は最終的には「パー」企業へと変身する。巨大企業のネットワークと資産を活かして「グー」企業を窒息させる。
パー企業の特徴は規模だ。

フォーカスは規模に勝ち、規模は勢いに勝ち、勢いはフォーカスに勝つ。

競争は反時計回りに行われる傾向にある。
つまりパーがグーを包み込み、グーがチョキを押しつぶし、チョキがパーを切り裂く。

時間とともに、フォーカスは勢いに変わり、勢いは規模に変わり、
規模はフォーカスに変わる。そして競争サイクルを再び繰り返す。

安定状態のあいだは、「不安定状態」
つまり変化が可能なだけでなく変化が必要な時期がある。
企業がブランドをリポジショニングする必要に迫られるのは、この不安定な時期だ。

あとがき、付近に、、

あなたはこんな企業で働いたことはないだろうか ?
プロセスによって目的が覆い隠されている企業。従業員がバラバラで連携し合っていない企業。意思決定に一貫性のない企業。ブランドを消費者にうまく伝えられていない企業。発想の輝きが顧客に届く前にすっかり色あせてしまっている企業。あるいは、単に出社するのが楽しくない企業。もしそんな企業で働いた経験ああるなら、数字やデータ中心の過去とブランド中心の将来像との間にもどかしいギャップを感じたことがあるはずだ。そのギャップこそ、ニューロン社と弊社のクライアントが懸命に埋めようとしているギャップなのだ。

響いたのは、 「プロセスによって目的が覆い隠されている企業」「発想の輝きが顧客に届く前にすっかり色あせてしまっている企業」のふたつ。
いまの会社がそうだと、いうわけではありませぬが、、。

Comments : 2

tysk 09-11-05

ご無沙汰です。
面白そうな本だね。チェックしてみます。

企業が成長・発展する一般論としては「確かに」と思うけれど、
「でも本当にそれだけ? もっと別の存在の仕方はないのかな?」
とも感じました。

「山椒は小粒でも・・」を意図的に維持するような企業。
あえて成長させない企業、とか。
(・・大きくさせる能力がない経営者の負け惜しみですね)

26kame 09-11-09

こちらこそ、ごぶさたで~す、、
確かに、アメリカっぽい、わかりやすさ、ですよね~。

ず~っと、ちょきちょきし続けていくことって、疲れてしまうのだけれど、
大きくなれない組織体にいてると(26kameのような)、そうし続けていかなくては生き残れないのかしらん、とtyskさんのコメント読んで思いました。

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