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内堀基光 他(著) 「資源人類学」

  • 08-01-10

自然界に存在する自然物は、人間にとってその価値が認識されたときに生態資源となる。これは主体となる人間や、認識する時間・場所に応じて多様である。そのなかにおいて、稀少な生態資源については、その所有を巡って社会のなかで反発や対立を生むことがある。つまり、社会のなかで平準化機構を破壊し、階層化を生み出してきた可能性がある。一旦、階層化された社会では、上層に属する集団がその稀少資源の独占を図り、社会階層の維持を保つための資源として積極的にかつようした場合も考えられる。このような場合に、この生態資源には象徴的価値が付加され、象徴資源化したと見なせる。象徴資源のもつ社会的価値の存在がそれを可能にしていたのである。
「資源人類学」(49・50ppより)

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