TopicPath : home > report > ABCで考える地域資源活用型の産業振興
ABCで考える地域資源活用型の産業振興
# ABCで考える地域資源活用型の産業振興
ABC+D= E
Area〔地域〕とBusiness〔ビジネス〕、そして、Consumer / Customer 〔消費者・顧客〕。それらがDynamic〔動的〕に相互作用を繰り返しながら、Empowerment していく〔エンパワーメント・力をつける〕。
この5つのことばをキーワードに、地域振興や商業活性化、まちづくりの新しい動きを整理していきたい。

# AとBの重なり・・・
Areaの日本語訳は、正確には「領域」で、少しニュアンスが違うのだけれど、「エリア・マーケティング」といった用語が普及しているように、面をイメージさせること、あと、全体の語呂がいいので使っている。都市部、地方といった立地、都市規模・コミュニティの範囲など、そこに存在する人、モノ、金、情報といった地域資源の多寡が、展開される事業を加速したり抑制したりする大きな要因になっているはず。
そして、Businessは、ビジネス・事業、もう少し広げて、産業集積、逆にコミュニティ・ビジネスといったものも含めて考えている。
AとBの輪がすこし重なっているのは、産業分野や事業活動によって、AとBが不可分なものと、そうでないものがありそうで、そのあたりを意識している。
あるシンポジウムのパネラーとして招いた旅館の女将さんは、右手と左手のこぶしを交互に、そして、最後には両方掲げながら、こう語られたのが印象に残っている ―
「まちがあってこそ自分たちがあり、自分たちの仕事があってまちがあるのだ」、と。
まさに、AとBの重なりの上にたつ人の言葉。
# Cとつながる・・・
Consumer/Customerは、需要サイド・マーケットにいる人たちで、AやBが生み出す商品やサービスを享受(消費)する。また、新しい商品やサービスから、新たなマーケットが創造されることもある。
三者のDynamic な相互作用をへて、商品・サービスの開発、事業化、持続・発展へとステージをあがっていく。
Area内の地域資源をネタに、売れる商品・サービスを新たに開発したり、あるいは改良により価値を高め、生産体制や流通経路にのせるための事業化を進め、さらに、必要な体制や仕組みを構築していかなくてはならない。
そこでは、商品・サービスの質を高めるための産学連携といった取組みや、スムースに流通・マッチングさせるための中間ユーザーによる媒介(B2B2C)、行政支援などによって、効果が最大化される。
そして、A・Bと、Cの三者のあいだの「信頼」関係が育まれることによって、それぞれがEmpowerment され、より確かな持続可能なものへと発展していくはず、と考えている。




