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#02 彦根流タウンミーティング

まちづくりの「笑い」の効能トライアル

昨年の12月初旬、彦根市中心部に位置する宗安寺本堂を舞台に、彦根商店街連盟主催『「あるいて、笑ろうて、まちづくり!」 笑わせてなんぼのタウンミーティング』が開催された。
「城下町検定」に合格した「大使」と、里見まさと・シルク・ロザンの吉本興業所属のゲスト4名が、商店街の自慢店舗10店を巡る「まちなか探険ツアー」。ひき続いて、活性化について語り合う「タウンミーティング」の二部構成。ねらいは三つ。しかめっ面の堅苦しい議論の場でなく、笑いながら突飛なアイデア、発想の転換も受け容れる、楽しい議論の場をつくりたい。商業者には耳の痛い苦言も含め、消費者の意見を吸い上げること、生の声を聞き、両者が交わること。そして、地域の活性化に向けた輪を拡げ、個々の生活や商売のスタイルを見直す契機にしたい。笑いに包まれた会場では、まさとさんから、彦根のまちは「商売人の遊びこころが乏しい」「国宝・彦根城が泣いている」と厳しくも的をえたご指摘をいただき、実家が和菓子屋を営むというシルクさんからも、空き店舗の活用や顧客ターゲットの絞り方など説得力のあるご発言。ロザンのお二人には、場を盛上げながら、「臭い!鮒寿司でまちを売り出そう」など、斬新な発想で頭のスイッチを「およよっ」と切り替えていただいた。
こうして盛況のうちに終了したのだけれど、この事業自体、日本初のトライアルでもあり、その効果は??という自問自答から、プチ効果分析を試みた。

 

活性化事業の効果を測る「通信簿」

市民、商業者ら約100名が参加、運営のための商店街スタッフは30名近くに及び、夜なべ会議も繰り返された。その行動力はさすが。地域ブランド形成につながる情報発信として、NHKでの放映をはじめ、新聞各紙にも掲載。また、当初の企画には無かった「城下町検定」の流れと合流することで、一過性ではないイベントとして、内容に厚みが生まれた。
【アウトカム】については、参加者アンケートを実施。全体的に、高い評価をいただき、多くの方から「次回も参加したい」との回答があった。また、事業のねらいに即した四項目について5段階評価をお願いし、各々、期待値と差引きすることにより、パフォーマンス(事業運営)の良し悪しを測ろうと試みた。

結果は、百点満点に換算すると、上表の通り。①については、◎(二重丸)のタレントさんの本領発揮。②では、会場との意見交換に時間が割けなかったという反省点が浮かび上がる。③や④を見ると、「きっかけ」をとび越えて「行動」を促す、より強い意識づけにまで及んだのではないかと、期待が膨らむ。

 

事業効果の「見える化」によるイノベーション

主催者・当事者が漠然と意識していたことが如実に表れた値である。こうした効果分析のシュミレーションは、主催者側の目標に対する評価や到達度を数値化、「見える化」することにより、道標の設定を容易にする。表をながめながら、「合格ラインは何点?」、「次は90点を目指そう。そのために何が必要?」といった議論につながれば、段階的かつ具体的なイノベーションの道筋が明らかになることだろう。
さて、【経済波及効果】については、当初から、タレントさん目当ての集客を企図したものではなかったこともあり、直接的な効果は期待していなかった。...... いやいや、「探険ツアー」中に、まさとさん、シルクさんたちには、お土産をぎょうさん買うていただいて、地域経済にも貢献いただきました。

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