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高校生のレストラン・まごの店(三重県・多気町)

「高校生のレストラン・まごの店」は、地域資源活用型の活性化事例の中でも異色な事例のひとつで、感動したっと叫びたいほど。
三重県の山あいのまち・多気町唯一の高校である相可高校。その食物調理科の生徒たちがクラブ活動として運営する店。その「まごの店」と特産品販売で人気の「おばあちゃんの店」のある体験交流施設を管理する住民組織「五桂池ふるさと村」、地元の農業者、企業、住民、行政など、まちぐるみの全面的な応援のもとに成り立っている。

大阪の調理専門学校からUターンした教員(村林新吾先生)が、正規のカリキュラムだけでは伝えきれない調理、創造的、実践的な教育の場づくりを目ざした型破りな「クラブ活動」として、調理と接客を指導している。土日や春夏冬の休み期間中だけの営業で年間1500万円を売り上げる。その収益は部活の会計に蓄えられており、新たな創作料理開発に必要な食材の購入費や全国各地で行なわれる料理コンテスト出場の際の交通費に充てられるなど、人づくりへと再投資される。
また、地域産業にも貢献し、地元の酒造メーカーと組んで化合部無添加の「相可高校認定醤油」の開発・販売なども行なっている。

「まごの店」を訪れるお客さんたちにとって、地産地消の安全安心な素材や、若い感性から生まれる仏・伊・さまざまな創作料理と、その味が大きな魅力であることは言うまでもない。しかし、それ以上に高校生たちを温かく見守り、育んでいくんだという気概あふれる顔がある。ここでは、まさに、供給・需要双方による「共創」が現実のものとなっている。

相可高校の存在は、まちの誇りであり、売上げという経済効果がかすんで見えるほど、地域活性化の「原動力」となっているのは間違いない。

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